鍵物語・일본어열쇠이야기

日本在住の韓国人と日本人のための「和얼」Jeremy's Cafe

2018-01-01から1年間の記事一覧

鋳物語14 エピログfin.

ジェレミは、「鉄の塊」の国を出て、海を渡り、青銅の国の島々を渡った。その青銅の国、色の国を渡った。 色んな島々の、彩った町々を航り続けた。 やがて、Theeの住んでいる鋼鉄の国に、たどり着いた。 そこは、今までの島々の国とは、丸っきり違う国だった…

鍵物語 つづき13

Theeの声が聞こえて来た。 「もうひとりで、大丈夫。」 ハンカチはつめたかった。 Theeの声はひどく凍っていた。 「大丈夫だから。」というTheeの声は、ジェレミの耳にとどくまえに、 あまりのつめたさで、途中で凍ってそのまま落ちてしまった。 だから、ジ…

鍵物語つづき12

ジェレミは、死にそうだ。もう来れ以上、耐えられなくなった。 息は止まり、心臓がふるえ続け、体のすみずみまで、痛み続けた。 しかし、それが理由ではない。 ジェレミは、選択しなければならなかった。 だれかを、ジェレミ自身以外のだんかを選ばなければ…

鍵物語つづき11

ジェレミは、何も、何も、何も言えなかった。 ただ、凍りつき、そして心で泣いた。 「ごめん。」という言葉さえ出なかった。 ただ、ふるえる手で、顔をおおい、何も言えず、長い間、ぐっと耐えていた。 手のふるえは、だんだん大きくなって、とまらなかった…

鍵物語つづき10

人の心が鍵を動かした。 その鍵は、まるで人の心臓だけに反応するようだった。 ジェレミとTheeの心臓に反応した。 その鍵は、ふたつになったまるで、合鍵のようにTheeとジェレミの心臓をつないだ。 その合鍵はいつでも互いの心ぞうを開けることが出来るよう…

すいません と すみません

すいません。とすみません。 僕がどう使い分けているかというと・・・ 下記は謝る(あやまる)気持ちの重み度 ※口頭でいう場合 ※下になるほど重みのある表現となる。 ↓すいません ↓ごめんね ↓ごめんなさい。 ↓申し訳ない ↓申し訳ありません。 そして 真剣な口…

鍵物語つづき9

そのつめたい涙は、Theeのようにつめたい。彼らが待っているところから、 とても細い道がひとつ出ていた。その道はあまりにも細く一人が歩くことすら出来ない細い細い道であった。 そこに、四の足で歩くはずのジェレミが立っていた。ジェレミは一歩も踏み出…

ん の発音のコツ

ん の発音のコツは、 ん ではなく、 ム で、発音したほうが、日本人には聞きやすい。 英語と違って、日本語は、イントネーションや発音の微妙な差で通じないことはまずない。 日本人は、相手が外国人である以上、何回も聞き直して、理解しようとするやさしさ…

鍵物語つづき8

耳には聞こえない音が、響くようにして心臓で聞こえてくるようになった。 聞こえない音が、ときどき息が出来ないほどの悲鳴になり、それは振動となって、ジェレミの心臓を、手を、足を、そして、心を強く揺らしていた。 Theeが荷車に引かれたときが、ちょう…

鍵物語つづき7

その気持ちとは「これは、どういう意味なの?」という意外さと疑問の顔だ。 Theeは、口を閉じたまま、ジェレミに目で、聞いて来た。 「どういう意味?」 「わたしとは、もう、会いたくないということ?」 ジェレミは、心の気持ちを精一杯隠しながら、目でこ…

鍵物語 つづき6

怒っているTheeの口元の奥に見える隠しきれない笑顔が。 ジェレミがTheeの声を聴いたのは、その鍵が動いたからだ。Theeがジェレミに会いたいという思いによって、鍵は動いた。 ジェレミはTheeに会いたいと思っていなかった。会いたいという気持ちよりは、す…

鍵物語 つづき5

味ではない。 あのTheeが、あの自尊心の高いTheeが、自分のことしか思ってないTheeが、 ジェレミのことなど、一度も聞いたことのないTheeが、 ジェレミのために、こんなにたくさん、こんな大きなテーブルいっぱい 料理を用意したのだ。 しかも一人で、何日も…

鍵物語 つづき4

ジェレミは幼い時、原因不明の高熱で全身ば麻痺して、死ぬところだった。 そうなることに決められていたのだった。 そして、ジェレミは死んだような状態で二週間もいたので、死んだと思われた。 あらゆる医術も、呼霊術も、どんな薬も効かなかった。 そう決…

ある韓国ドラマのタイトル

日本のテレビで放送されたある韓国ドラマのタイトルが気になる。 根の深い木というドラマ。 ・根の深い木は 恨み 根の強い木とすると 大きく成長する木 というイメージがする。 深く根を張る。 根が太いとはあまり使わない。 太い細いは見て確認状態で言える…

日本語は似ているようでかなり違う

日本は、ただ、島国の特徴。その中でも平野が広がり、 人の移動が容易なイギリスのような島国ではなかった。島国の中でも山が高くて土地はあまりなく、一定の狭い場所でしか生きられなかったので、それぞれの街を国と呼び、 それぞれの方言もかなり異なった…

本当に の使い方

・本当に には二つの使い方がある 1.本当、うそ の意味で使う→ 本当にそうなの? 2.実にという意味で使う→ 彼が言っていることは本当にすばらしい。 彼の言っていることは実にすばらしい。 ほんとうにをたくさん使うと、この二つの意味が混同してくるの…

鍵物語 つづき3

しかし、驚くほどの美しい姿とは、全く想像できない、あの悪い性格のThee。 群を抜いた美しさに多くの人々があっという間に群がるのだが、 その悪い性格を人々は群がる速度よりも早く離れて行ってしまうのだ。 そして、いつものように、また一人になるTheeは…

ある韓国人が頻繁に「本当に」

韓国人の友人の何人かと会話をすると、「本当に」という言葉を 本当によく使う。 何かを言うたびに、本当に●●だと思います。とか、●●は本当にそう思うとか・・・ 本当に を韓国語で直訳すると、정말로 である。ただ、韓国人のこの정말로というのは、ひとつの…

일본이해하기1

한국사람들은 일본사람들이 전쟁을일으켜 한국 중국 동남아시아 여러나라들을 매우심하게 학대하고 엄청나게많은사람들을죽였으며 의안부문제 많은청년들을전쟁에끌고간문제등 너무나많은나쁜짓을저질러놓고서는 사죄도안한다라고 생각하고 말한다. 사죄는반…

9月のイラスト

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鍵物語つづき2

Theeは、まるで思い出を楽しむかのように、人の悪口を言っては笑い、 そして、自分の悲しみについて、ときに泣きながら、ジェレミに辛うじて聞こえるように呟いていた。 ジェレミは優しい笑顔で聞いているだけだった。 Theeのつぶやきは、小さすぎて、よく聞…

요と発音同じ「よ」は

韓国語の丁寧語の語尾である 「요」と発音がほぼ同じである 「よ。」 だからこそ、韓国人にはもっとも慣れ親しんでいる終助詞 「よ。」 結論から言います。 「よ。」は、韓国人が使わないほうがいい単語の第一位です。 私の意見としては、日本企業で働いてい…

そうですね。その2

ね。 A日本人:この資料、読んでみた?B韓国人:うん、読んだけど、文字ばかりで、わかりづらいね。A:そうだね。 会話を「そうだね」で終わらせず。 そこで、一言:B韓国人:その通り。 (ね、つけずに。すると、会話がそこで完結)※仕事会話のコツ。 ここ…

鍵物語つづき1

知ってたでしょう。私に昨日何があったのか。 大きな荷車にひかれて、下敷きになって、死にかけたのよ。 なぜ、私のところに飛んできてくれなかったの? なぜなの?あなた、知っていたのに・・ ジェレミは何も答えることが出来なかった。その通りだった。知…

外国人が書く日本文学

ジャンル;外国人が書く日本文学 ジェレミは、心臓の音がゆっくりと聞こえてくるたびに、かすかな光が目の奥で広がるのを感じた。 痛くない痛みで、ジェレミは目をあけることができなかった。 また、聞こえてくる。今日もまた、Theeに何かが起きている。ジェ…

日本語の「ね」の使い方1.そうですね

ね。は強調の一つ単語である。 単語につける感情表現の記号ではない。 くださいね。=ください。強調していうが、ください。 という意味である。ください。ください。の繰り返しの意味ではない。 ね。には状況、その人との上下関係など によって様々な意味を…

韓国人が日本の会社で、コミュニケーションがうまくとれない理由とその結果

日本企業で働く日本語に困っている韓国の方 韓国人が日本での日常生活では全然問題ないのに、 日本会社で、コミュニケーションがうまくいかない理由とその結果1.自分の考えを説明しようとする 結果:相手(日本人)が最初はわかってくれた顔をしていたが、…

エピログ Promise of Key

ージェレミがTheeに書き送ったものー あなたから、涙のついた笑顔が届いたのは、あなたの冷たく、凍った心の傷のかけらたちを拾い集めΩため、あの町々、あの島々での不思議な冒険から戻った直後でした。 鉄の石を溶かし、さまざまな道具をつくり、利便な世界…

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