詩篇64:1-10
詩篇64:1-10
ダビデの賛歌。
6彼らは不正を企み 「企んだ策略がうまくいった」 と言っています。 人の内なる思いと心とは 底が知れません。
7しかし神が彼らに矢を射掛けられるので 彼らは不意に傷つきます。
8彼らは自らの舌につまずきました。 彼らを見る者はみな 頭を振って嘲ります。
9こうして すべての人は恐れ 神のみわざを告げ知らせ そのなさったことを悟ります。
人の内なる思いと心は、「自分も自分のことをよく知らない」ということばがあるように、
人の罪の深さ、欲深さ、無知さは計り知れず、
人の弱さ、足りなさも、心と魂と体の痛みや苦しみ、悩みもまた、底知れぬものです。
サウロは自分と王国に忠誠を尽くしたダビデを嫉妬し、殺そうとしていて、
ダビデはいのちがらがらで、荒野に逃げ込み、底知れぬ痛みと悩みで苦しんでいます。
しかし、主はダビデをご覧になり、そして、不正を企むものをつまずかせます。
主は、矢を射かけられておられます。
矢を射掛けられるためには、ずっとその標的を見続けて、観察し続け、
いつ射るか、タイミングを見計らて居続けなければなりません。
神様はダビデを苦しめ、不正を企んでいる者を、ずっと見続けておられます。
それはダビデから目を離さず、見守っておられることです。
主は私たちの一日を、私たちの一年を、私たちの将来において、
目を離さず、ずっとずっと見もってくださいます。
私たちの敵をも見謀らい続けてくださいます。
その主の御わざを私たちをとおして告げ知らせることを願っておられます。
今日もこの神様に感謝する一日となりますように祈ります。