テモテへの手紙第二1:1-18
テモテへの手紙第二1:1-18
教会からテモテへの手紙です。この御言葉は使徒パウロが当時色々な問題を抱えていたエペソ教会に送り出したテモテを励ます内容です。
エペソ教会の問題はいろいろありましたが、深刻な問題一つが、偽教師です。
彼らは旧約とユダヤ人の律法を巧妙に曲げて、兄弟たちを福音から離れさせ、自分たちの主張に従わせ、教会を派閥争いに巻き込んでいました。
テモテは若かったですが、パウロは彼をその問題の多いエペソ教会を担当するように立てました。
そして、彼に励ましの手紙を書いたのです。
今日はその1章です。
1キリスト・イエスにあるいのちの約束にしたがって、
7神は私たちに、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊を与えてくださいました。
8ですからあなたは、私たちの主を証しすることや、私が主の囚人であることを恥じてはいけません。
むしろ、神の力によって、福音のために私と苦しみをともにしてください。
使徒パウロは、イエス・キリストがしてくださった約束とは、いのちの約束だと言っています。イエス様はご自分のいのちを捨てて、神様との約束を守り、よみがえらされました。そしてそのイエス様は、ご自分を信じるすべての者のいのちを守ってくださると約束してくださいました。
イエス様は決して約束を破らず、必ず約束を守ってくださる方です。
だから、使徒パウロは、大変苦しい状況に置かれていて、臆病になるしかないテモテに「むしろ、神の力によって、福音のために私と苦しみをともにしてください。」
積極的にむしろ苦しみを受けることを勧めています。
それは、いのちの約束とおりに守ってくださるイエス・キリストの福音によるものです。
イエス様は私たち一人ひとりにも、このいのちの約束を守り、私たちにいのちを与える方です。今日もこのイエス・キリストのいのちの約束を信じて過ごす一日となりますように祈ります。