これに意匠を凝らしてケルビムを織り出す。
これに意匠を凝らしてケルビムを織り出す。
31また、青、紫、緋色の撚り糸、それに撚り糸で織った亜麻布を用いて、垂れ幕を作る。これに意匠を凝らしてケルビムを織り出す。
垂れ幕は神様が臨在する至聖所と聖所の間に垂らす幕です。
その垂れ幕を意匠を凝らしてケルビムを織り出してつくったら、
それは、だれが見るものでしょうか。
それは、神様と大祭司がみるものです。
作る人は、どんな意匠を凝らすのかというと、
それをみる人がどんな方で、どんなことを好んでいていて、その人の趣味趣向、
その人の品性はどういう方なのかを考えながら、作るのです。
つまり、意匠を凝らしてケルビムをつくるとき、その垂れ幕を作る人は、
神様のことを考え、大祭司のことを考えながら、作ります。
神様の臨在、大祭司の祈りの間を取りつなぐケルビムを考えながら織り出します。
私たちが何かをやるとき、神様に祈る心でやるときがあります。
その祈りのとき、自分の願うことを、神様に言うことはもちろん大事ですが、
神様の願うことが何か、自分が今、祈っていることが、
神様と私の間に、どのような役割をするものなのか、
神様はどんな方なのか、神様は今、自分に何を求めているのかを考え、
意匠を凝らして織り出すように、主に祈り求めるものとなることを祈ります。